ダンヒル ミレニアム電池交換メンテナンス
2020.11.1お預かりのダンヒル ミレニアム電池交換メンテナンスです。
2017年にもお預かりの腕時計。
3本届いたうちの1本で他は「dunhill」と「Constellation」
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
ラグ部から外しますが「Cリング・パイプ」が残っております。固着しているようで洗浄で外れるでしょうか?
裏蓋は”はめ込みタイプ”で錆をチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。パッキンが効いていることが良く分かります。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
この程度の錆なら洗浄で綺麗になるか?
バックルの汚れもチェックします。これは洗浄で綺麗になるでしょう。
ケースの洗浄は終わりましたが・・・。
錆は落ちないですね・・。
反対側もチェックしますが同じ状態。これは削り落とすしかありません。ただこのモデル裏蓋の圧着が弱く防水機能は弱いので余り削ると「圧着が益々、弱くなるので軽くしか削れません」。
研磨しましたから粉も付着しており再度、洗浄し直して綺麗になりました。
この程度なら圧着に影響は無いでしょう。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
裏蓋の錆も研磨して綺麗になりました。
パッキンを装着します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。到着後の指摘が気がつきましたが、ブレスが入れ違っております。お手数ですが送り直して頂いて入れ替える事になりました。ご迷惑お掛けして申し訳ございません。
11月5日、到着致しまして入替完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。