GUCCI 5500 M 電池交換メンテナンス
2020.3.22お預かりのGUCCI 5500 M 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
バックルの汚れもチェックします。
先ずはブレスを外して、弓環とバネ棒も洗浄します。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが異常は無く。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンを装着します。
ベルトごと洗浄で弓環の汚れも綺麗になりました。
さて両開きバックルですが片方は畳むだけでスンナリ閉じます。
こちら側が閉まりません。無理に押し込めば閉じますが、バックルのカーブが変わっております。
一応は留まりますが、それだけバックル側の爪が強力で保持力が強いためです。
このカーブが曲がっており、バックルに収まりません。これは叩いて修正していくのですが
専用の工具と言う物が無く、代用品を当てて叩いて行きますから、キズが付きます。
畳むだけでパチンと留まるようになりました。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。