GUCCI 7700M 電池交換メンテナンス
2019.4.6お預かりのGUCCI 7700M 電池交換メンテナンスです。
電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コースでご依頼ですが全体的な汚れが気になります。
竜頭の動きをチェックして。少し堅い感じです。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
バックルの汚れもチェックします。この汚れと裏蓋ネジの汚れからは洗浄した方がベスト。
ベルト調整の要領でブレスを開きます。
ラグ部のバネ棒から外したいですが固着して収縮せず、ブレスから開くことになりました。
裏蓋は6本ネジで留まっていて裏蓋記載。ネジの頭が汚れで埋まっており。その汚れに水分が溜まって錆びております。無理に回すとネジの頭が折れます。
油を浸透させてネジ抜きだけで30分掛けて外しました。かなりのサビですからこれは洗浄した方が今後のためです。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
作業の前に電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
巻芯の根本に湿気が溜まった痕跡です。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
洗浄で綺麗になった裏蓋を戻します。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。ブレスのコマの隙間も汚れでビッシリでしたが輝きが戻りました。今回の状態は洗浄必須という感じでした。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。