G-SHOCK AW-500NS/380 電池交換メンテナンス

2019.4.8お預かりのG-SHOCK AW-500NS/380 電池交換メンテナンスです。
今回「洗浄の有無は任せるコース」で受け付けました。

2本届いたうちの1本。どちらも古い時計ですからなるべくなら洗浄(ムーブメント取り出し)は避けた方が無難ではあります。先ずはベルトが付いて居ない方から。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェクします。これだけ綺麗な状態なら洗浄は不要でしょう。

電池を入れて動作確認。問題なく表示致しましたのでリセット。

パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

アナログも問題無く運針、時間を合わせて電池交換完了です。

そしてもう1本。

遊び革の状態もチェックします。このブレスト・ベゼル・カバーは新しい感じですが最近の交換革ベルト?

ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ベゼル・カバーネジを外します。

ベゼル・カバーを外せばゴムのスペーサーが見えますので。

めくって外すのみ。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。

これがムーブメントですが湿気の痕跡。しかもまだ水滴が拭き取れるくらいの湿気が残っております。

電池押さえを外します。

電池格納部をチェクしますが水滴が付いており。

綿棒で拭き取ってから絶縁フィルムも外して拭き取ります。

これは洗浄した方がよいでしょう。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

5時間置いて内部を乾燥させて綺麗になったケースにムーブメントを戻します。

問題無く表示いたしました。

リセットして標準表示に。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

スペーサーを戻して。

洗浄したウレタン・バンドとベゼル・カバーを取り付けます。

バネ棒やベゼル・カバーネジも洗浄して綺麗になりました。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。ただこちらプッシュボタンを押しても確認音が鳴らずアラームが機能しておりません。ムーブメントの湿気から接触不良か?何か不具合を発生しておりますが、このモデル。電池交換は出来ても修理は不可となります。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可