電池交換では不動だった/OMEGA De Ville 1377
2018.3.17お預かりの電池交換では不動だった/OMEGA De Ville 1377電池交換です。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。 全体的にくすんだ感じで未使用による長期間の放置があった雰囲気。
電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認ですが不動です。
クォーツ・パルスも出ておらず。
そういえば電池格納部に絶縁フィルムが無かった事と。マイナス端子の構造から
この電池は「マイナス側が上向き」では無かったか?
という事で「電池の向きかえ」と「絶縁フィルム装着」の両方を試してみましたがやはり不動です。
結局「要・分解修理」の状態ですがオールド・クォーツの部類。
分解修理は費用も納期も掛かりますうえに、お客様にとっても店にとってもリスクがあり
店としてはお勧めは致しません。
今回は修理としないと言う事で廃棄となりました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。