TECHNOS Technotron
2017.3.22お預かりのTECHNOS Technotron電池交換メンテナンスです。
3本届いたうちの1本。
竜頭の動きをチェックして。
メッシュバンドに三つ折れバックル。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックしますが綺麗な状態。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
バネ棒も洗浄します。
ラグ部の汚れもチェックして。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。このムーブメントは「機械式・電池駆動」です。
重厚な電池押さえのプレート。バネではありませんから電池との接触は精密さが必要です。
洗浄作業に進む前に電池を入れて動作確認します。
まず電池格納部をチェクしますが、液漏れ等も無く綺麗な状態。
問題は電池ですが「SR43」と「SR1130」の間の厚みですが、
そういう電池は私には入手不可です。
SR43では厚過ぎて重厚な電池押さえで止めても浮いてネジが留まりません。
SR1130では隙間が空いて導通しません。そこで金属のバネを挟んで 導通させます。
問題無く動き出します。
ブレスは洗浄して綺麗になりました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
翌日も問題無く時間は合っており発送となります。
洗浄コースでご依頼ですから応えたいところですが、ムーブメント取り出しが複雑で壊しそうですから作業は中止します。
一か八かの作業になりますので、電池交換では不動になり修理が必要になった場合の為に、今は無理はしない方がよいでしょう。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。