実は辞めましてね・・・

本日、今月に入って3人目の「実は辞めましてね・・・」という言葉を聞きました。
自分の歳に近い人と少し年長の方。

その”実は辞めましてね・・・”は
「お勤めの会社・自営の店舗・会社」ですが、このご時世ですから皆さん
それなりの事情があったことは察しが付きます。でも皆さん意外に「顔が清々しい」。
新年度(3月)でけじめをつけて残務整理や次の人生の準備も終わり
皆さん、一段落してはじめて「実は辞めましてね・・・」と言える心境になったものと。

私も2006年に25年間、営業してきた店を閉めました。
私の場合は”数年先には両親の介護生活に入るであろう準備”からでしたが
本当は運転資金の返済や病み上がりの自分の体力不足など考慮すると2年後の
2008年が理想でした。
でも2年先延ばしして両親の状態を保証できるモノは無く。
人生というのは愚かな人間の予定通りにいくものではなく。
因縁有ってまさに”川の流れの様に”進んでいきます。

あれから8年その間に両親も他界し、心に余裕が無かった生活からも解放されました。
その時期に100%信用するしか無い人に裏切られたり人間不審にも陥り
ノイローゼ気味にもなった時期も。また回り全て敵に見えた時期もありました。
でも、それは何処かで自分が過去に作った因縁に起因するものですから
報いは自業自得として真摯に受け止めるしかありません。
同時に、今後の人間関係においての肝が見えた瞬間でもあります。

最近、聞いた「実は辞めましてね・・・」その表情は
皆いろんな過去を踏まえての言葉なんだろうな・・と。「・・・」が物語っている。
それは最悪の事態を想定した時もあったでしょう。でも逃げることも無く、
皆さん責任を果たし終えた安堵と次の目標に向いた表情は良いな・・と感じた次第。
そういう顔を見て、自分も過去が走馬燈の様に。

2011年6月サーバ引越で過去データの引越が出来ず新設です。