G-SHOCKムーブメント傾き

雪の影響も解消されつつあり、そろそろ電池交換メンテナンスも到着しております。
その中の一つ本日の到着ですが「先日、お預かりのG-SHOCK」。
問題無く電池交換で動いて発送致しましたが「ムーブメントの傾き」と。
マンションの傾きほど大事では無いとはゆえ。
プッシュボタンが押せなくては、使用出来ない。

ガラスとムーブメントの隙間が左右で違おりますから明らかに傾いて収まっている。
この原因ですが、ムーブメントを収める時に「スペーサーが噛んでいたり」
「プッシュボタンがレバーの下に潜り込んでいたり」とかはよくあります。
でも良くある事で、その時々でチェックしているハズが。

特別なパターンでは「スペーサーが抜かれて入っていない」「ムーブメントが上下逆」「ムーブメントが少し回転した位置で収めてある」等々もありましたが。

結局今回は「電池押さえの板」これの爪が片方、押さえ込まれていたでは。
初回、お預かりの時の写真を見たら元からそのようになっておりました。
これを起こして修正しただけでムーブメントの傾きは修正され。
このバネだけでムーブメントの浮き上がりを押さえる構造なのか？

時計が新しい間は、この程度の事では不具合は出ないでしょう。
でも経年劣化で色んな事が起こるのが機械物。
これは家も同じで、私は今年も自宅の修復に費用が嵩むのと同じ。
今回は驚きのパターンでしたが、こうやって色んな場面に遭遇して進化があります。

そう言えば最近のG-SHOCKのお預かりですが不具合が多い。
「DW9000」「GT-000」「DW6300」「MRG120T」「DW6300」
どれも純粋に「電池交換メンテナンスのみ」では済まないものばかり。
これが他店では断る理由でもありますが、私みたいに無責任を謳わないと
お預かり出来ない電池交換メンテナンスでもあります。