あ〜ら奥さん!

「2005年10月25日」

先日の午前中です、店でキーボードを叩いているとお客様。40代の女性が電池交換に来店されます。

裏蓋を開けると前回の交換から2年弱。少し早いですが、まぁ、このくらいは仕方が無いでしょうと思い、そのまま電池交換をしてお渡し。

「はい、どうぞ出来ましたよ」

「ちょっと、これね。以前にここで電池交換したのですけどね。まだ、2年は経ってないのよ。どういうことなのかしら?」

確かに早いと言えば早いのですが、このくらいは使用状況にもよります。プロの接客は”ここぞ”と、電池切れが早い理由から”分解掃除”に持って行きます。わたしは商売人ではありますが、そこまで商魂たくましくありません。

このパターンは説明して納得頂いて”では次回の電池交換まで様子をみましょう。”となるのが普通ですが厄介なのは”取扱説明書に2年と書いてある”の一点張りの人、これが厄介。

まさしく、このパターンでした、顔はクレームモードですし。さぁ、どうしよう?相手の出方に臨機応変に対応していくしか無いのですが”一歩も引かないぞ!モード”。(これは長期戦になるぞ)

そこへ!売り場の前を通っていた女性がこちらを見て近づいてきます。何度かウチに来店された事がある顔見知り。そして店に入るなりお客様の肩を後ろから”ポン!”

「あ〜ら、奥さん!お久しぶり、それでどうその後。上手いこと行ってる?」

「まぁ〜、こちらこそ、その節は。」

「いえいえ、それよりもお買い物中よね。まぁ、ごゆっくり」

「いえいえ、もう終わった所なのよ」(終わったのか・?Oo。。(_ _))

「腕時計選んでいたのじゃ無いの?」

「いえいえ、電池交換だけよ。ちょと説明聞いてただけ」(ちょっと?Oo。。(_ _))

「そうなのぉ、このお兄さん親切でしょう。わたしも良く時計直してもらってるの。いつも助かってるのよ」

「ええ、ええ・・・。ほんと親切に説明して頂いてね、納得出来て助かったわ。難しいこと言われたらどうしようと思っていたのよ。」(納得?・・言われたら?Oo。。(_ _))

「でしょう!それよりも時間あるならお茶でもどう」

「ええ、もちろん!私の方が話したいことあるし、ちょっと待ってね」

と、今までが嘘の様な笑顔で、ご精算。

「有り難うございましたぁ〜。m(..)m」

意外な展開で一件落着!(^_-)d

そして、昼過ぎに所用で銀行に行くと、先の声を掛けてきた奥さんにバッタリ。

「あっ、こんにちわ!、先ほどはどうも。助かりましたわ」

「でしょう!あの奥さん何故か店の人にはキツイからね。近所でも有名よ。お兄さん難しい顔して話してたからね。やられてるわと思って!」

「はぁ、そうなんですかぁ?。ほんと助かりましたわ」

「それはそうと、こないだ通販で買った時計だけど、ブカブカなんよ。またベルト合わせに行くわね」

「はい、どうぞ!」

 

 

「今回は当然タダよね?」(^_-)-☆

 

参りました!何なりとお申し付けをm(__)m

一枚上手だわ!d(^_^)

一気読み次は「防水時計の電池交換」へ。

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