ソーラーウォッチ
「2005年11月15日」
先日、60代は半ばと思われる、おばちゃんがやって来ます。良くある問い合わせですが”ソーラーウォッチ”が動かないと。
ソーラーウォッチの誤解は、この笑い話の中でも良く出て来ます。皆さん家の引き出しにしまって、止まっているのを電池切れと勘違いします。特に自分で購入の場合は覚えていても、プレゼントされた場合はソーラーウォッチである事を知らないで使っている方が多いのです。
引き出しから出してきて、止まっておりますから。そのまま鞄に入れて持ち込まれます。よって光に当たりません。こちらに来られてから鞄から取り出して喋っている間に、光を受けて動き出すのがパターンですね。先日もこのパターン。
「あの〜、お兄さんこの腕時計動かないのやけど・・・故障かしら?」
「あの〜、この時計はですねソーラーウォッチと言いまして、光に当たらないと動かないのですよ」
「えっ、そうなの。でも今、光に当たっているのに動いて無いわよ」
「それはですね今、鞄から出したところですからね。ものの2分もしたら動き出しますが」
「ほんとに?」
「このソーラーを引き出しに、しまい込む方が多いのですが、引き出しに仕舞ってません?」
「いいえ、ちゃんと専用の箱に入れて大事に仕舞ってます。」
箱?それでは光に当たりませんね。(;^_^A
「ほら動き出しました。光に当たりましたからね」
「でも、秒針の動きがおかしいのでは?」
「これは”2秒運針”と言いまして、充電が充分で無い時にこうなります。ものの20分も光に当てれば普通になりますよ」
「ほんとに(¬¬)」
「ええ、もちろん。でも針の動きおかしいわよ。ちゃんと直してよ」
「だから、もう少し光にさえ当てれば正常に動きますが・・」
「直せないの?」
「じゃなくて・・・・」(え〜〜い。もう解説が邪魔くさい。お預かりして安心できるならそれで良いか!)
「分かりました!では、20分ほどお預かりしてみましょう!」
お客様ニッコリ、納得。
「あ〜、良かった。では宜しく頼みますね」と、そのまま買い物に行かれました。
こちらはそのまま、腕時計を机の上に放置、何もしません。そして20分後お客様が戻ってきます。
「直りました?」
「はい、どうぞ。どうですか。これでちゃんと動いてますでしょう?」
「ほんと、助かりました。ちゃんと直してくれたのね。」
「・・・ええ・・・。直しました(;^_^A」(何もしていないのに・・・)
「ありがと!これで安心して使えるわ。おいくら?」
「おいくらだなんて・・何もしておりませんから、お代はいいですよ」
「そういう訳にはいきません。それでは気の毒で、またココに来られなくなります。」
「いえいえ、ほんといいですから」
「では、お言葉に甘えて。ありがと!」と帰っていった・・
「時計は、しっかり鞄の中に入れて」また充電不足に・・なる。
おそらく家に着いた頃には止まっているでしょう。・・・。そして何故、直してもらったのに止まったの?とクレームになるんだろうな・・・・・Oo。。(_ _))ヽ(^^ )
一気読み、次は「目覚のクレーム」へ。