笑い話!5連発/暑さで・その後(5)

「2005年6月29日」 

この猛暑で頭がおかしくなってしまった人が続出か?で。紹介の「裏蓋が無い腕時計」のおじいさん。

翌日にまたやってきますす。昨日と違ってラフな格好。しかもやたら愛想が良いので、最初昨日と同一人物であると気が付くのに数秒かかりました。

「あの〜これ電池交換してもらえますか」
「はい、いらっしゃいませ。 どういった腕時計でしょうか」
「これやけど、動くか?」
「そうですねー、時計も綺麗ですから大丈夫でしょう」

ここで私、気が付きます。むむむ”昨日のじいいさん”。持って来たのは丸い腕時計。昨日の腕時計は角形。まさかこの腕時計の裏蓋を昨日の腕時計に入れてくれって言うのではないだろうな?

「まさか、この腕時計の裏蓋を昨日の腕時計に付けるのですか?」
「出来たらそうして貰えたら助かるけど」
「無理です!」キッパリ。
「ほな、それ電池換えてか」
「わかりました。では少々お待ちください」

と、電池交換の作業に入ると、じいいさんカウンターを回って中にズケズケ入ってきます。そして話しかけてきます。

「おにいさん、ほんま優しい人やなぁ。感心するわ。有り難い事や」

(☆。☆)、何だ!”優しい人”って、嫌みか?しかし昨日と態度変わり過ぎ!

そして電池交換も終わって腕時計をお渡し。

「はい出来ました。この腕時計は大丈夫ですね」
「ありがとう。ほんま優しいひとで良かったわ。」
と。腕時計を持って帰って行きます。

「お客さん、お代金!」ヾ(- -;)オイオイ
「えっええ。何が?」(急に耳が遠い振りかいな)
「代金!¥1000ください!」
「えっ!?あ〜忘れるところやった」(しらじらし・・・・)
「で、いくら?」・・・・
「¥1000です!」
「優しい人やなぁ、ありがたい。そんな値段にして貰って」(??????)

と、ポケットから小銭入れを出してきて、中を探っておりますが見た瞬間にどう見ても総額で¥1000は入っていない。その中からコイン1枚取り出してカウンターに置くと。

「ありがと。安くしてもらって、ほなこれな」と帰っていく・・・

「あのね。これ¥100ですわ」(¬¬)

するとまた、小銭入れを探り出します。(どうみても¥1000入って無いって!)

またコインを1枚つまみ出してカウンターに置くと。
「優しい人やなぁ。ありがと。」と帰って行く・・・・

「あのね!これ¥500ですわ!」
(それに先の¥100玉、仕舞ってどうするねん!)(¬¬)

また、小銭入れを探り出します。
「あのね。お金が足りない様でしたら明日に取りに来られてもよろしいですよ」
「いやいや、そんな事はない」

と、また小銭入れを・・・・(有るわけ無いって!)

「あのね、それどう見ても¥1000は入ってないです、お預かりしましょうか?。足りない様なら電池を抜いても良いですよ」

「それで良いんか?」
「良いも何も、お支払い頂けないなら仕方がないでしょう」
「ほな、その電池どうなるねん」
「もう使った電池ですから、ウチは捨てるしかおません」


「捨てるんやったら、安くして〜な」

そんなアホなぁ〜!漫才かいな。
もうここまでくれば、こちらも経験からピンときます。おそらく、あちこちでも似た様な事をやってるのでしょう。もちろんちゃんと代金は頂きましたがね。年に一人や二人は必ず来ます、こういった方。

一気読み次は 「顔文字評価(オークション)」

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