OMEGA Seamaster 1438 電池交換メンテナンス
2019.8.13お預かりのOMEGA Seamaster 1438 電池交換メンテナンスです。
2017年にもお預かりのオメガです。
今回はガラスの曇が気になると言う事で拭き取り・乾燥もご依頼です。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
スクリューバック・リングを回して落とし込み蓋を開けます。
裏蓋の裏側もチェックしますが、サビが凄い。
これがムーブメントですが、これは動かないでしょう。
分解修理するしか無さそうですが、これはメーカーなら「ムーブメント交換・竜頭交換は必須」ですからそれだけで軽く10万超え。
修理センターさんでも「ムーブメント交換は必須か?」
電池格納部をチェクしますが以外に綺麗、もっと錆びているかと。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。浸水は竜頭からか?
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
この写真で浸水は竜頭からであることが良く分かります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池を入れてみると動いた!
まさか?という感じですが。丁度、お盆休み中ですから、修理センターさんへ送る事も出来ず。このまま数日は置いて様子をみます。止まるようなら盆明けに分解修理で依頼します。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋を乗せてスクリューバック・リングで締めます。
文字盤には水滴の跡残りますが。触らない方が賢明、この状態で拭いたりしたら塗装がズルッとなります。
針も同じで触らない方が無難。
3日後の16日、動いて降ります。また運針も安定しており、湿気も抜いておりますのでこのまま使用出来るでしょう。後日、止まるようなら分解修理かムーブメント交換ですが5万円は掛かるでしょう。
ムーブメント交換のするにしても交換パーツが無いかも?その場合は分解修理で対応するしかないでしょう。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。