Tiffany & Co・Deville・Clipperケース交換

2024.5.2お預かりのTiffany & Co・Deville・Clipperケース交換です。

最初は2本で到着致しました。電池交換と竜頭修理です。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋がズレて装着されておりますことから、食い付き面は円形でしょう。

これがムーブメントですが想像通り円形で食い付いております。

電池格納部をチェクしますが綺麗な状態で、電池を入れて動作確認。

ケースの汚れを拭き取り電池交換して動作確認。

時間を合わせて電池交換完了です。

次はオメガの竜頭交換です。

竜頭の動きをチェックしますが既に折れているらしいです。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

竜頭を引くと外れますので折れております。

問題はネジが抜け落ちただけか?、折れているのか?写真からも折れてているのが分かります。

竜頭パイプをチェックしても折れております。この状態では「竜頭&巻芯」交換が必須です。純正パーツとなると数万円掛かります。わたし純正パーツの交換を必須とするお預かりが想定されるとお断り対象です。しかし既製品で良いと言うことですから先へ進みます。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

これがムーブメントですが綺麗な状態。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクしますが端子の曇りから液漏れの痕跡。電池を入れて動作確認では問題無く正常動作します。

ところが長針と短針の位置がズレております。

写真は正午ですがこうなります。これは個人使用ならまだしも販売目的なら簡単に直してもクレーム対象でしょう。と言う事で返却となりました。

続いてクリッパーの「ガラス交換」のご依頼です。
こちらにはガラスの在庫も無く、また有っても入替となると手間も大変。
正直ブランド・ウォッチで受けたく無い扱いです。
ところがこの方、以前にも何度かクリッパーはお預かりで不動品が数点あったので
ガラス交換よりも「ケース&ガラスごとの交換」の方が安くつきますよ。
と言うことで不動品と共に送られて来ました。

こちらのムーブメントは正常動作します。この割れ方は鋭利な箇所が当たってのヒビですからムーブメント事態に大きな衝撃は掛かっておりません。

これがムーブメントですが綺麗な状態。

ブレスのサイズの同じなので「ケース&ガラス&ブレス」ごと入れ替えます。

こちら不動側のムーブメント。

電池格納部をチェクしますが不動です。

結局はクリッパー2本の両方共に洗浄します。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

電池格納部をチェクしますが綺麗な状態ですが不動のムーブメント。

ケースの内側もチェックしますが異常は無く。

こちらもケースの内側もチェックしますが異常は無いです。

2本とも洗浄して綺麗になりました。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

裏蓋も両方洗浄して綺麗になりました。

見違える様に綺麗になってケースの入れ替え完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可