G-SHOCK MRG-120T/1739 電池交換メンテナンス移植
2019.7.8お預かりのG-SHOCK MRG-120T/1739 電池交換メンテナンス移植です。
2018年にもお預かりですが今回の物とは違うか?
2本届いたうちの1本。今回はムーブメントの入替となります。
「左(チタン)不動品:右(ステンレス)稼働品」右のムーブメントのみ左へ。
注意!掲載されているからとご依頼されても依頼内容としては「お断り対象」です。
理由は、古い時計で稼働品が不動になる可能性もある。
経験から移植は同モデルでも若干のサイズの違いも生じ作業がある。
などから説明(言い分けと言われるが)が面倒。
今回のお預かりは「リピータ様でトラブルが無い方」なら問題無く受けます。
まずは不動品の洗浄です。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
パッキンが伸びており交換するしかありません。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。
スペーサー・絶縁フィルムを取り外します。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
次にステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
同じくスペーサー。絶縁フィルムの取り外し。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。取り出しは簡単ですが戻した時に動き出すかどうか。
さて問題は目盛リングです。移植するのに目盛リングの色が違ってはへんです。
試しに茶色の目盛リングに紺色の文字盤を入れて見ますが色が違うと文字盤が小さくなった感じに見えトータルのデザインまでが崩れます。
そこで目盛リングの脱着ですが、それには連れてガラスの脱着まで必要です。
写真だけみたら簡単に外れたように見えますが、割れる可能性は充分あります。
取り外し成功。
ベゼルも洗浄します。
今度は紺色の目盛リングを外します。ガラスはこちらの方が綺麗ですから入れ替えます。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースに目盛リングを戻して。若干のサイズ違いはありますが装着は可能。
この白いパッキンもホコリだらけだったので洗浄しております。
ガラスの装着完了。
ベゼル・リングとパッキン。ネジも洗浄して綺麗になりました。
竜頭も洗浄し入れ替えます。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。問題無く動いて一安心!
ただ一昼夜、置いて見ないと安心は出来ません。
パッキンも良い方をと思いましたが、折れ曲がっており。
また若干伸びておりますので既製品ですが交換します。
全体的にツヤが出て綺麗になりELライト点灯確認もして移植の完了です。
さてステンレスモデルもバラバラにしたついでに洗浄して起きます。
ガラスの装着完了。
ベゼルのパッキンを戻します。このベゼルのパッキンは防水機能には関係ありません。裏蓋パッキンも交換しておきます。
無事に移植が完了致しました。結局は2本とも電池交換&洗浄3.100円コースとなります。2本とものガラスの脱着作業。2本とものパッキン交換です。電池は動作する方のみ交換となります。
作業は完了し動いたから良いものの。これで発送時にでも不動であれば?
費用はまともには頂けない・お互いに気まずくなる。
このお預かりでも不動になっても「最低限、2.000円は頂きます」との約束で受けつけております。
これが初めての方なら稼働品が止まったと「弁償まで求め来る方もおり」。
「断っておくのが親切だった」という結果になります
。
初めての方で、こういうご依頼をする方は。
「キズなど付いても構いません」「不動に終わっても3.000円は支払います」「弁償は求めません」くらいは最低書いて頂かないと問答無用で「お断り」する事になります。決して大袈裟な話しではありません。「同意確認」をクリックした上での追加の話しです。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。