腕時計の基礎知識/腕時計を解説する為の用語集

「腕時計の専用バンド」とは何か?ですが。

腕時計の専用バンド。分かりやすく言えば「買った時に付いていた物と同じ物」です。
ベルトですが「専用部品」と言う扱いになります。

「腕時計専用バンド」は、メーカーにしか在庫はありません。
腕時計メーカーが製品として作る時に以後「注文依頼があると想定」し、
余分に作っております。これは「腕時計の品番」

値札に記載された番号や裏蓋に刻印された「キャリバーNo」。

腕時計のベルト自体に刻印された「パーツNo」で、注文することが出来ます。

 

ただし、これは「腕時計メーカーの製品のみ」 です。
2017年現在、私の店は時計メーカーと取引は無く、取り寄せは不可となります。

また、専用バンドの在庫保有期限は腕時計の他の部品と同じで「約10年」です。
それ以上使った腕時計は「専用バンド」の注文は難しくなります。
よって既製品のベルトへの交換するしか方法がありません。

ただ、その場合でもベルトの「色」や「柄」が変更になってもよいのであれば。
腕時計メーカーに「腕時計の修理扱い」でベルト修理として送れば「代換え品」を探してくれます。

「価格」

問題は「価格」ですが専用ベルトとなると「定価の3〜4割」が相場です。
例えば腕時計の定価が¥50.000でしたら、
専用ベルトの価格は「¥15.000」くらいになると思われます。

もっとも腕時計メーカーによって違おりますがシチズンなどは「2〜3割」と安い目です。

注意点は「定価の3〜4割」と言ったところです。
例えば時計店が「在庫処分」で¥50.000の腕時計を¥20.000で販売したとします。
でも「専用ベルト」は定価からの算出になりますから。
「¥20.000で買った腕時計のベルト代金が¥15.000」となります。
このように、専用ベルトはどうしても高くなりますので、既製品の需要がある訳です。

2017.7.11修正