Private Label 電池交換メンテナンス

2020.3.26お預かりのPrivate Label 電池交換メンテナンスです。

薄い封書で届き「時計在中」なので、どこに入っているのか?と思いましたが。

上手い梱包です。こうすればまるで紙しか入っていない感じで、時計にも衝撃はあまりないでしょう。返送は「スマートレター180」指定ですから、この梱包を再利用させていただきましょう。

カットガラスですが角が崩壊しておりますが分厚いガラスだけに使用に問題は無いでしょう。

ステンレス無垢バンドにブレスバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

ケースの内側もチェックします。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。文字盤のこの汚れ?ガラスが浮いておりますね・・・。文字盤の接着剤が乾燥して「ガラス外れの前兆」になっております。この文字盤の汚れは触る事が出来ません。触ると大概はそこから文字盤の塗装がパラパラ落ちていきます。といっても粉状に散りそうな箇所は綿棒程度で擦ることは致しますが。

ガラスが無いような透明さ。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ガラスが透明に見えたのは外れて無いからです(^^;)。接着剤が乾燥して剥がれており洗浄でガラスが外れました。ケースとガラスに残った接着剤を綺麗に削り落としてから取り付けます。ガラスの接着部分が金色塗装されているので、接着剤の硬化が見えにくかったようです。

ガラスの接着は完了。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換メンテナンス&ガラスの接着完了です。

先の写真ですが、ガラスのエッジが崩壊しております。これは洗浄で復元されることは無いですが。それが幸いして「文字盤の汚れがかき消されます」。ガラスが無傷なら文字盤の汚れが、目立ったと思います。よってガラスを交換したら文字盤も交換となり高く付きます。ただこのガラスは既製品は無く、メーカーへ送らないと修復は難しいでしょう。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可