腕時計の修理の質問集/セイコーGRAND QUARTZ4843-8041

難しい電池交換(専用フタが開かない)2004年7月(記述)

セイコーの「グランド・クォーツ」腕時計の電池交換修理です。
1980年代の腕時計ですがグランド・クォーツだけあって作りは良いです。
ベルトは無垢バンドで、電池交換の為にはベルトを開かないと作業が難しくなります。
この腕時計のベルトの開き方はバックルから外します。
方法は一番下のリンクから「バックルの外し方」を。
ベルト調整をされる方は「割ピン式」をご覧ください。

バックルには「グランド・クォーツのマーク」
スウォッチの様に電池交換専用の裏蓋があります。

この専用工具で開けます。しかし専用の工具よりも意外に¥500コインの方が簡単。

 

上の○位置で閉まっているのが分かります。
これを下の○位置まで回転させれば簡単に開く・・・はず?この□位置、何か変。

横から見るとパッキンが熔けて接着剤になって開きません。
しかも、このグランドクォーツは本来の大きな裏ブタも開きません。
さぁ、本来簡単に開く裏蓋が開かないというのは、かなり厄介になってきます。

余談ですが、さすがグランド・クォーツ。バネ棒の着脱にも気を使ってくれております。
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