セイコー腕時計キング・クォーツ0853-8005の電池交換
セイコー腕時計(SEIKO)キング・クォーツ0853-8005の電池交換修理です。かなり古い腕時計ですがキング・クォーツですから作りは良いです。固有番号の頭「6」ですから1976年?1986年? 電池交換の為にはベルトを開かないと作業が難しくなります。この腕時計はバックルを外せばベルトが開きますから、そのまま電池交換の作業に入る事が出来ます。
これが拡大写真ですが、このバックルは「セイコー独自」ベルトは一体型風ですが外す事は可能。
裏をみれば・・・凄っ!まさしく「着けたまま寝てる状況」そのままでは蓋を開ける事は危険ですからケースを掃除します。
この蓋はセイコーの専用工具(S-822)で開けます。□の所に「→OPEN」と書いてありますからケース側の「△マーク」に合わせるのみです。
開けてみて驚き!「LR43」って・・・クロック用電池。何という電池を入れるのだ・・・これは本来は「SR43SW(301)」が入ります。
これが蓋の裏、「+端子」です。 この電池は蓋を開ければ固定もされず乗っているのみ。
電池を取り出せばこの様に「−端子」が見えます。問題は、このタイプ今はコインで開けましたが。古い物が多いですからコインで回して「△マーク」を合わせてもパッキンが熔けて開かない物が殆ど!そういった場合は「電池蓋」ではない。腕時計本体の裏蓋を開けます。 6時側にありますこの位置。分かりやすい「開け口」がありますから「こじ開け工具」を差し込みます。
「ハンダ付け」が見えたりして懐かしい気がしますが「キング・クォーツ」ですから当時でも高級です。
これが腕時計本体裏蓋。パッキンが熔けて開かない場合は、この裏から指で押して開けます。如何でしたか?セイコークォーツ腕時計の歴史を感じる時計ですね。
「2006年から開始の時計の洗浄の様子。そしてお申し込みフォームは”akiyose.com”で」
セイコー腕時計電池交換トップへ/2005年9月(記述)/2017.12.22修正