腕時計のメタルバンド・ベルト交換/スペシャルテク?外し方2

写真・上のタイプが難しいタイプです。詳しくは後で解説するとして。
先ほどのタイプはまだ簡単なのです、それは。

腕時計メタルバ8

写真の様に、弓環の中央部分(○部分)が動きます。
一番、上の写真の様に一体物は力が逃げませんから硬い訳です。
また「右・青い○」、ここに隙がありますのでドライバーの差し込みも容易。
問題は!

腕時計メタルバ9腕時計メタルバ10

このタイプです。表からみて横からみると分かりますが。
一体型です。さらに裏側から見ると。
腕時計メタルバ11腕時計メタルバ13

この様に隙間無く付いております。しかも中央で力の逃げる所がありません。
これは、かなり難易度が高いですが要領は先ほどと同じです。
ただ隙間が無いですから、いきなり大きな工具は使えません。
先ず腕時計の精密ドライバーよりは大きいドライバーで刃先は薄い工具
(写真右)を用意します。

腕時計メタルバ14

先ほどと同じ様に先ず差し込んでから、ゆっくり押し込みます。

腕時計メタルバ14腕時計メタルバ15

手が離せるまで差し込みます。

腕時計メタルバ116腕時計メタルバ17

一度ドライバーを引き抜くと少し隙間が出来ました。後は今までと同じ。
大工用ドライバーで作業します。
腕時計メタルバ18

バネ棒の穴がこの状態ですから成功です。場合によってはバネ棒の先端まで錆びていると
外れても、バネ棒の先端が折れて「バネ棒の穴に残ります」。
良く言う「折れ込んだ状態」ですが、そうなると素人さんでは外せない。
私でも外せず職人さんに頼む物もあります。

 

腕時計メタルバ19

後は。綿棒にアルコールを染ませて綺麗に拭きます。
右の写真を見るとドライバーを当てた傷が見えます。でもこの程度です。
素人さんでこの方法を試す方はこの行為で「時計を廃棄にしても良い」覚悟でどうぞ!

それと、この方法。紹介は「ステンレスケース」の腕時計でしたが。
CASIOやアルバの安い腕時計にはプラスチックケースの腕時計が多いです。
下記の写真のように「プラスティックにメッキしたケース」
こういった腕時計に、この方法はいけません。

ケースが金属では無い訳ですからラグ部の強度が足らない為に、
間違いなくラグ部が破損したり、ケースに亀裂が入ります。
さて!次はメタルバンドでも「レディス編」スペシャルテク3(おまけ)

「スペシャルテク3」 へ!  2004年7月(記述)2017.6.21修正