腕時計ベルト・バンド調整と交換修理/三つ折れプッシュバックルとは
次に「プッシュ式バックル」の解説を。
時計のバックル「三つ折れプッシュ式」見ればお分かりと思おりますが、
構造は「三つ折れ」の中の一種となります。
一般的には「ワンプッシュタイプ」とも呼ばれております。
ただ違うところは金具の両サイドにプッシュボタンがあります。下記写真。
付ける時は普通の三つ折れ式と同じで、金具を押さえ込むだけです。
外す時は普通の三つ折れ式のように爪で力任せに引いても開かず。
○のボタンをプッシュ(親指と人差し指で挟んで引く)で簡単に外れます。
構造は写真の「○の箇所」。右の(○)突起が左の○位置に収まるようになっております。
この突起部分には戻りが付いており、外す時はプッシュボタンを押して
「○」位置の扉を開かないと外れない構造です。
さて次は「スライドバックルとは」へ。
ちょっとコラム
プッシュ式が考案されたのは「爪に優しい設計」という理由です。
女性用の腕時計では人気絶大だったのをきっかけに1998年頃からメンズ腕時計にも
標準で装備されるようになりました。
1998といえばあの一世を風靡した「Windows98」。俗名「98(きゅうはち)」。
あの頃からですか。
次は「スライド式バックル」ですが、ここで「三つ折れ式バックル」でも、ちょっと変わったものを紹介しましょう。興味のある方は三つ折れスライドとはへ。
2004年7月(記述)2017.6.13修正