腕時計の基礎知識/多軸カレンダーとは。その修正方法

これクロノグラフに見えますが違います。これは腕時計のカレンダーでも「多軸カレンダー」です。これも基本は前ページの解説と同じです。”カレンダー操作禁止時間帯”もありますし、カレンダー合わせは”午前・午後を合わせてから”。日にちと曜日を合わせる、と言うのも同じです。

腕時計の文字盤は見てみると良く分かりますが、クロノグラフの様な文字盤です。でもよく見ると小さい針の目盛りが「MO・TU・WE」であったり、右の小さい針は「31までしか数字が無い」と言う事は”日にち表示”です。
前ページの腕時計と違って便利な所は下の小さい針が「24時間計」ですから、針を回してみなくても腕時計が午前か午後か分かります。
よくこのタイプの腕時計を「クロノグラフ(ストップウォッチ付き)」と間違います。クロノグラフの腕時計との違いは分かりますか?
そうストップウォッチが無い訳ですから、竜頭の上下に”プッシュボタンが無い”これで一目瞭然です。

写真、右の竜頭の上にボタンがあるのが「クロノグラフ」の腕時計。写真、左のボタンが無い腕時計が「多軸カレンダー」ですね。
この腕時計もカレンダー合わせをやってみましょう。今この腕時計は「11日・金曜日・午前12時」です。

先ず”○位置の竜頭を2段引いて針を回して行きます。前ページでは腕時計が午前か午後かを確認する為でしたが、この腕時計の場合は「24時間計」がありますから簡単です。”青い□の24時間計が夜中の12時になるところまで回します。この時点ではまだ”ピンクの□”曜日は動きません。
前ページの腕時計もそうでしたね。

写真の様に3時20分まで回して初めて曜日が一日進みます。今日が「土曜日」とすればこれで曜日はOK。次に”黄色い□”の日にちを合わせます。これは竜頭を1段戻してから早送りすればOK。(逆回転しないのも同じ)
このタイプの腕時計は24時間計があるので午前・午後は分かりやすく便利なのですが問題は。「曜日の早送り」は出来ないのです。ではどうやって合わせるのか?もしこの状態で「水曜日」に合わせるとしましょう。その場合は「4日分」の針を回すしかないのです。
つまり「短針が2周で一日進むと訳ですから、長針なら24周。それに×4日」ですね。これは大変。よってこのタイプの腕時計はカレンダー合わせの順序として「先ずは針を回して曜日を合わせる」→「腕時計の午前・午後を合わせる」→「日にちを早送りして合わせる」の順番になります。
しかし4日分も針を回すなんて大変です。そこでご安心ください。「裏技紹介しましょう」。
腕時計マニアの方は皆さんご存知な事ですが、昔のオートマティックの腕時計の時代は「カレンダーの早送り機能は無かった」のです。よって昔は普通にこの方法は行われていた訳です。
上記写真「4」の状態迄来て曜日が替わったら。そこから長針を逆回転させます。午前12時の位置から前日の午後の8時40分くらい迄(3〜4時間分)逆まわし(それでも曜日は戻りません)不思議でしょうが。それから、また「4」の位置まで正進。(つまり元に戻す訳です)この操作で”曜日のみ”「1日」送ってくれます。
これを4回繰り返す事で4日分、曜日の早送りが出来ます。これで24時間を4日分、針を回すより少しは簡単に合わせる事が可能です。それでも4日分を進めるのは大変ではありますが。(;^_^A 。昔の人は苦労したのですね。早送り機能が発案されるのも良く分かります。
この機能は”多軸カレンダー”のみではなく普通のカレンダーも同じです。
そこで!もっと簡単に解決する方法はないのか?と。そこで「究極の裏技」を紹介しましょう。
こんな事は時計店が「間違っても口にしてはならない」と言われた方法です。(-.-;)


「曜日は無視する」。どうですか!確かに口にしてはいけないわ。こんなの!( ̄○ ̄)
以上が「カレンダー早送り」の豆知識でした!d(^_^)。
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