腕時計の革ベルト・バンド交換修理/センターラグ取り付け例

かなり安価な腕時計のベルト交換で、片方のベルトはちぎれて紛失したそうです。
「VITAROSO」って名前の腕時計ですが雑貨時計です。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグピン

このようにベルトの上側が無くなってしまったので交換しますが。
ピンも紛失されております。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグピン2

残っていたピンを抜いてみて、ピンの形状と太さを確認します。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグキャップ

ご覧のようにネジも切ってありませんから「差し込む」のみ!

腕時計バンド・ベルト交換センターラグピン

組み立てた写真です。ところが私の手持ちのピンは「金色」のみ。(;^_^A

腕時計バンド・ベルト交換センターラグピン金色腕時計バンド・ベルト交換センターラグピンの入れ方

 

先ずこのピンが腕時計本体に通らなければベルト交換は不可です。通してみると入りました。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグ作業2

新しいベルトに切り込みを入れます。ご覧のように結構ファジーな切り込みでOK!

腕時計バンド・ベルト交換センターラグ作業3

難しいのは、ここからピンがベルトになかなか通ってくれません。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグ作業4

そこで、ピンセットでピンが通る向きから穴を大きくします。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグ完了
どうですか!銀色のケースですが金色のピンがアクセントになってイメージチェンジ。ファジーな切り口でもこうやって取り付ければ荒さが隠れてしまおります。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグ完成横から

これが横からの写真。

腕時計バンド・ベルト交換センターラグ完成全体

ついでに尾錠も金色にしてハイ!完成。
こういった腕時計のベルト交換は普通は断られる事が多いです。
皆さんは断られたら自分でベルト交換してみましょう。
「腕時計修理質問集にも1件掲載しておりますので参考に!」
以上で「センターラグ」タイプの解説は終わります。
次に「革ベルト」と言えば「尾錠」(金具)について。

 

次は腕時計革バンドの尾錠についてへ!2004年7月(記述)・2017.6.15修正